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企画盤 LIVE LIVE BEST SINGLE VIDEO

 
1st ALBUM <Gates To Purgatory>
1)Victim Of States Power
(2)Black Demon
(3)Preacher
(4)Soldiers Of Hell
(5)Diabolic Force
(6)Adrian(S.O.S)
(7)Genghis Khan
(8)Prisoner Of Our Time
(9)Walpurgis Night
(10)Satan


Produced by RUNNING WILD
1984年作品
 ’84年と言えば、METTALICAが『Ride The Lightning』を発表し、IRON MAIDENが4作目『Powerslave』を発表、そして最も過激なスラッシュ・バンドSLAYERが『Show No Mercy』でデヴューを果たした年である。翌’85年にはHELLOWEENがデヴューすることになる。ようやく、ドイツのアンダー・グランド・シーンでもメタルの台頭が始まることとなる。本作はそのような時期に発表された。ニュー・ウェィヴ・オブ・ブリティッシュ・へヴィ・メタルのダークサイドの洗礼を受けたドイツの若者達がJUDAS PRIESTやIRON MAIDENに憧れて作った作品、とでも言おうか。

 曲作りもサウンド・プロダクションも粗々しい。後年で聴かれるようないわゆる“ジャーマン・メタル”様式のスタイルは殆ど見られず、サウンドはスラッシュよりのヘヴィ・メタル。

 激しく、攻撃的なリフで疾走していく名曲(1)(2)(4)、スラッシュ・チューン(6)、I
RON MAIDEN的なリフが刻まれ聴いていて気分が昂揚してくる(7)へヴィ・メタル・アンセム(8)と、音は粗いが今聴いても胸が熱くなる、彼等の原点。。ギター・ソロのメロディはどこかブリティッシ的・・・。(9)のエンディングのソロなんて、初期のPRAYING MANTISばりのメロディ・・・。

 ロックン・ロルフ(vo/g)以下のメンバーはプリーチャー(g)、ステファン(b)、ハッシュ・ハゲマン(ds)。
 日本盤では本作と同年にリリースされた12インチシングル『Victim Of States Powert』のカップリング曲(本CDの(9)(10))と2nd『Branded And Exiled』との2in1CDとなっている。
 (レヴュー作成:2002年7月
 )

 
2nd  ALBUM <Branded And Exiled>


1)Branded And Exiled
(2)Gods Of The Iron
(3)Realm Of Shades
(4)Mordor
(5)Fight The Oppression
(6)Evil Spirit
(7)Marching To Die
(8)Chains And Leather

Produced by RUNNING WILD
1985年作品 
 前作を踏襲した、男臭いヘヴィ・メタル・アルバム。ギターがプリーチャーからマイエク・モティ(g)に代わっている。疾走するリフとギター・ソロがカッコイイ(1)(5)(7)、荘厳な(4)(あ、ここにも『指輪物語』ネタが・・・)、と名曲はあるものの、歌メロが弱い(2)(3)や退屈な(6)と、曲の完成度にばらつきがある点が残念である。

 しかし、それを差し置いても、あなたが
メタル戦士なら(8)は必聴だ。この勇ましきへヴィ・メタル・アンセムは戦いに赴くメタル戦士の心を熱く奮い立たせること必至である。

 日本盤ではデヴュー作『Gates To Purgatory』、12インチシングル『Walpurgis Night』とのカップリングで発売された。
 
 (レヴュー作成:2002年7月

   
3rd ALBUM <Under Jolly Roger>

 
1)Under Jolly Roger
(2)Beggar’s Night
(3)Diamonds Of The Black Chest
(4)War In The Gutter
(5)Raise Your Fist
(6)Land Of Ice
(7)Raw Ride
(8)Merciless Game

Produced by Dirk Steffens
1987年 

 海賊の戦闘シーンのSEで幕開ける本作は、今後の彼等のトレード・マークとなっていく、“海賊”のイメージを全面に打ち出している。 “Jolly Roger”とは、海賊旗のことである。サウンド・プロダクション・曲の完成度と共に向上しており、誤解を恐れずに言うなら、闘う男臭さはそのままに、実に分かり易いパワー・メタルをやっている。

 (1)(2)(3)(7)は初期の代表曲だし、
(5)は“Prisoner Of Our Time”、“Chains And Leathe”に続くメタル・キッズの為のアンセム第3弾! (8)の後半のツイン・リードは・・・・・・HELLOWEENに影響されたのかしら?(^o^)  

 日本盤では次作『Port Royal』との二枚組みで発売された。 
 (レヴュー作成2002年7月
) 
      
4th ALBUM <Port Royal>


    
1)Intro
(2)Port Royal
(3)Raging Fire
(4)Into The Arena
(5)Uaschitschun
(6)Final Gates
(7)Conquistadores
(8)Blown To Kingdom
(9)Warchild
(10)Mutiny
(11)Calico Jack

Produced by RUNNING WILD
1988年作品 
 イントロの(1)から続くファストな海賊ソング(2)で幕開ける本作はこれまで以上のメロディの導入・厚いコーラス・曲のヴァラエティさ、と名盤『Death Or Glory』への布石が伺える意欲作。前作に伴うツアー中・ツアー後にメンバー・チェンジが起こったため、本作でプレイしているのはベースがイェンス・ベッカーでドラムがイアイン・フィンレイ。

 パワフルな(3)、メロディアスなリフが印象的な(4)、サビメロが雄大な(5)、攻撃的なコーラスがカッコイイ(7)、重厚なへヴィ・メタル・チューン(10)・・・と、まさに“男のパワー・メタル”が炸裂する。

 初の大作(11)では、中間部のスロー・パートのアレンジに詰めの甘さが残るものの、イントロにおけるアコースティック・ギターや、終盤におけるツイン・リードが実に効果的な使われ方をしており、ドラマティックである。あるテーマを表現するための大作は優れた楽曲であることが必須であり、彼等のこの姿勢は次作収録の“Battle Of Waterloo”で一つの結果を出すこととなる。日本盤では前作『Under Jolly Rogerl』との二枚組みで発売された。 
 (レヴュー作成:2002年7月)
 
     
5th ALBUM <Death Or Glory>


1)Riding The Storm
(2)Renegade
(3)Evilution
(4)Running Blood
(5)Highland Glory

(The Eternal Fight)

(6)Marooned
(7)Bad To The Bone
(8)Tortuga Bay
(9)Death Or Glory
(10)Battle Of Waterloo
(11)March On
(12)Wild Animal
(13)Tear Down The Walls
(14)Stortebeker

Produced by Rock’n Rolf
1989年作品 
 名盤!!
 
疾走感溢れる名曲(1)のイントロのアレンジを聴いた瞬間に「今までとは違う」何かを感じた。良い意味でのB級臭さを残しつつも、洗練された楽曲群、良いメロディ、細かなアレンジ、起伏のある展開の上手さ、サウンド・プロダクションの向上・・・と非常にクオリティの高いパワー・メタルの名盤。もちろんロックン・ロルフ節も炸裂!もしあなたが怒れる戦士の心の持ち主(何のこっちゃ?)なら(1)(2)(6)(7)(8)(9)(10)(14)は必聴!

 “ウォータールーの戦い”という“史実”をテーマにした大作(10)ではバグ・パイプ奏者を起用し、アイリッシュなメロディを導入。これが実に素晴らしい出来で、アイリッシュなメロディはこの作品以降、彼等のトレード・マークの一つとなる。(12)〜(14)は日本盤ボーナス・トラック。
 (レヴュー作成:2002年7月)

 P.S.本作は’99年にリマスター盤(輸入盤)がリリースされた。そのリマスター盤には日本盤ボーナス・トラックに加え、
名曲 “Chains & Leather”の新録が追加収録されている。

 

       
6th ALBUM <Blazon Stone>

 
1)Blazon Stone
(2)Lonewolf
(3)Slavery
(4)Fire & Ice
(5)Little Big Horn
(6)Over The Rainbow
(7)White Masque
(8)Rolling Wheels
(9)Bloody Red Rose
(10)Straight To Hell
(11)Heads Or Tails
(12)Billy The Kids
(13)Genocide

Produced by Rock’n Rolf & RUNNING WILD
1991年作品

 ギターのマイエク・モティ、ドラムのイアインが脱退し、後任にアクセル・モーガン(g)、A.C.(ds)を迎えて制作された6作目。

 音楽的には前作の延長線上にあり、不変のRUNNING WILD流パワー・メタルが聴ける。サビメロも良い意味でのキャッチーさがあり、素晴らしいメタル・チューン満載なので、前作
『Death Or Glory』と並ぶ名盤といえよう。様々な歴史的史実を題材に扱ったかれらの楽曲は独特のメロディと共に、聴き手に興奮を与えてくれる。特に西部劇のサントラ風の(5)のメロディ展開は臭過ぎる・・・!

 この頃の彼らは
正に絶頂期であり、ファストな曲だろうが、スローな曲だろうが、つまらない曲は無かった。今聴いても、血沸き肉踊る・・・。(嗚呼、この栄光を再び!!)

 (12)(13)は日本盤ボーナス・トラックで、本国ではシングル・カットされた(5)のカップリング曲として収録されていた。前者はウエスタンをテーマとする、これまたメロディの臭い優れた疾走チューン。後者は
THIN LIZZYのカヴァーだが、見事にハマっている。 
 (レヴュー作成:2002年7月)

     
7th ALBUM <Pile Of Skull>


1)Chamber Of Lies
(2)Whirlwind
(3)Sinister Eyes
(4)Black Wings Of Death
(5)Fistful Of Dynamite
(6)Roaring Thunder
(7)Pile Of Skulls
(8)Lead Or Gold
(9)White Buffalo
(10)Jennings’ Revenge
(11)Treasure Island
(12)Beggars Night(new)

Produced by Rock’n Rolf
1992年作品 
 

 企画盤『The First Years Of Piracy』を挟んでリリースされた7作目。ヤンス・ベッカー(b)、A.C.(ds)が脱退。代わりにトーマス・シュムジィンスキー(b)、ステファン・シュワルツマン(ds)が加入。

 
どんなにメンバーチェンジを経てもロックン・ロルフがいれば、RUNNING WILDサウンドは不変・・・と言う訳で、(2)(7)(8)といった疾走メロディック・パワーメタルや、ミドルテンポながらもドラマティックな盛り上がりを見せる(4)、野太い男声コーラスが勇ましい(10)、『宝島』を題材とした、スリリングな展開が美味しい11分の大作(11)と期待を裏切らない完成度である。この何ともいえない、アイリッシュな(?)ジャーマン・メロディがたまらない。ただし、(6)は退屈。(3)(5)も過去の曲の二番煎じという感じは否めない。

 (12)は日本盤ボーナス・トラックで、『Under Jolly Roger』(3rd)収録曲の新録ヴァージョン。 
 (レヴュー作成:2002年7月)

 P.S.本作は’99年にリマスター盤(輸入盤)がリリースされた。そのリマスター盤には日本盤ボーナス・トラックに加え、名曲 “Uaschitschun”の新録、シングル『Lead Or Gold』のカップリング曲 “Hunged,Drawn And Quartered”、“Win Or Be Drowned”が追加収録されている。

 
8th ALBUM <Black Hand Inn>
1)The Curse
(2)Black Hand Inn
(3)Mr.Deadhead
(4)Soulless
(5)The Privateer
(6)Fight The Fire Of Hate
(7)The Phantom Of Black Hand Hill
(8)Freewind Rider
(9)Powder & Iron
(10)Dragonmen
(11)Genesis

(The Making And The Fall Of Man)

(12)Poisoned Blood
(13)Dancing On A Minefield

Produced by Rock’n Rolf
1994年作品
  新メンバーに元RISKのシロ・ハーマン(g)、ドイツNo.1ドラマーと言われるヨルグ・マイケル(ds)を迎えて制作された8作目。

 “語り”とインストゥルメンタルによる序章(1)に続く(2)で聴かれる、ジャーマン&ケルト臭漂う御馴染みのリフと男臭いヴォーカル/コーラスで掴みはOK! その後も勢いは止まることなく、聴いていて胸の熱くなるパワー・メタルが全編に渡って展開される。臭いリフ・メロが繰り返し応酬される名曲(7)、素直にカッコイイと思えるへヴィー・メタル・チューン(8)、イントロを聴いただけで思わずガッツ・ポーズな、パワー・メタル(10)、そして彼等の
集大成とも言うべき、15分に渡る大作(11)は必聴!! このアルバムに収録されている大作って、アレンジがある意味IRON MAIDENちっく・・・。(誉め言葉だよ!) ミドル・テンポの曲もドラマティックな出来で、特に(6)におけるアイリッシュ風のメロディを奏でるギター・ソロの使い方は◎! 前作では部分的にやや、行き詰まりの兆候が感じられたが、今回はそれを払拭。ヴェテランならではの底力を見せている。へヴィ・メタル・ファンは必聴の一枚!

 久々に聴いて、「サウンド・プロダクションがいいな〜」なんて思い、クレジットを見たら、なんと、
チャーリー・バウアーファインドがミックスをしているではないか!

 (12)(13)は日本盤ボーナス・トラック。シングル『The Privateer』(日本未発売)のカップリング曲である。こちらはまあ、普通の出来かな。  
 (レヴュー作成:2002年7月)

 
9th  ALBUM <Masquerade>


1)The Contract/The Crypts Of Hades
(2)Masquerade
(3)Demonized
(4)Black Soul
(5)Lions Of The Sea
(6)Rebel At Heart
(7)Wheel Of Doom
(8)Metalhead
(9)Soleil Royal
(10)Men In Black
(11)Underworld

Produced by Rock’n Rolf
1995年作品 
 スピーディでアグレッシヴなヘヴィ・メタルが繰り広げられているのだが、いわゆるジャーマン・メタルという印象は薄い。例えばギターのメロディやりフ作りにおいても、良い意味でジャーマン臭さが減り(そこが物足りないという人もいるだろうが・・・)、逆に新鮮な響きである。前作が非常に濃い内容だっただけに、全体的にアッサリした印象を受けるが、優れたヘヴィ・メタル・アルバムであることは確かだ。RUNNING WILD(・・・と言うか、ロックン・ロルフ)節は勿論健在なのだが、(3)(6)に代表されるように、魅力的なメロディはここぞ、というべき箇所に配置されることで強力なフックを生み出している。しかし、曲によっては優れたリフの上に乗る歌メロが弱いため、いつもなら頼もしく感じられるロックン・ロルフの、アグレッシヴで男臭い(?)ヴォーカルが逆にしつこく感じられてしまうのもまた事実。 
 (レヴュー作成:2002年7月)

  
10th ALBUM <The Rivalry>
  
1)March Of The Final Battle
  (The End Of All Evil)
(2)The Rivalry
(3)Kiss Of Death
(4)Firebreather
(5)Return Of The Dragon
(6)Resurrection
(7)Ballad Of William Kidd
(8)Agents Of Black
(9)Fire & Thunder
(10)The Poison
(11)Adventure Galley
(12)Man On The Moon
(13)War & Peace

Produced by Rock’n Rolf
1997年作品 

 久々に聴いて、優れたHMアルバムだなと再認識した。ただ、今後彼等がクリアしなけらばならない課題も多く提示される作品である。アイリッシュなインスト曲(1)からロックン・ロルフ節が全開・・・(2)(4)(8)(11)は優れたパワー・メタル・チューンだし、アイリッシュ・メロディが炸裂する大作(5)(7)(13)は正にヴェテランの風格漂う名曲。また、ブリティッシュHM風の(9)(10)も良く練られており、新鮮味がある。だけど、全体的にマンネリ気味に感じてしまう原因はやはり、ヴォーカル・ラインにある。これで歌メロにもっと魅力があればなあ。インスト・パートのメロディやリフのアレンジは素晴らしいのに・・・。この状況を打破出来ない限り、再度の栄光は訪れない。
 (レヴュー作成:2003年3月
) 
      
11th ALBUM <Victory>

1)Fall Of Dorkas
(2)When Time Runs Out
(3)Timeriders
(4)Into The Fire
(5)Revolution
(6)The Final Waltz
(7)Tsar
(8)The Hussar
(9)The Guardian
(10)Return Of The Gods
(11)Silent Killer
(12)Victory
(13)War & Peace

Produced by Rock’n Rolf
2000年作品 
 アイリッシュ・フレーズの導入は曲によっては効果的で涙腺をも刺激する感動に結びつくのだが、あまりに多用されると、「またか・・・」という思いと共に楽曲のマンネリ化の印象も与えてしまうことになる。ドラマーのヨルグ・マイケルがSTRATOVARIUSの活動に専念する為にバンドを脱退、代わりにアンジェロ・サソなる人物を迎えて制作された本作は最近の彼等のトレードマークでもある、“アイリッシュフレーズ”に頼ることなく、ごくごくシンプルな普通のHMチューンで幕を開ける。前半はジャーマンというよりは、ブリティッシュ風HMで、最初は地味な印象なのだが、リフもメロディも練られているので逆に新鮮。特に(3)の中間部で聴けるツインリードは良いね。(5)は何と、THE BEATLESのカヴァー!(まあ、普通の出来ですな) アルバム後半はドラマティックでジャーマン臭のあるRUNNING WILD節が満載。・・・と言う訳で、彼らにしてはヴァラエティに富んだ内容となっている。楽曲の幅を広げようとして試行錯誤をしているのか? あとはこの努力が優れた楽曲を生み出せれば良いのだが・・・。 
 (レヴュー作成:2003年3月
 
     
12th ALBUM <The  Brotherhood>


1)Welcome To Hell
(2)Soulstrippers
(3)The Brotherhood
(4)Crossfire
(5)Siberian Winter
(6)Detonator
(7)Pirate Song
(8)Unation
(9)Dr.Horror
(10)The Ghost

Produced by Rock’n Rolf
2002年
 前作から2年・・・。またもやメンバー・チェンジを行なっており、ロックン・ロルフ(g/vo)以外のメンバーはピーター・ピクル(b)、アンジェロ・サソ(ds)。(・・・とうとう、3人になってしまった・・・。) そして、本作の日本盤はついに発売されなかった(TT)

 良くも悪くも、不変のR.W(・・・と言うか、ロックン・ロルフ)流へヴィ・メタルが展開される。 
 アイリッシュ・メロディや中近東風メロディを存分に塗した大作(3)(10)は流石はヴェテランとも言うべきドラマティックな展開で、他にもスリリングなインストゥルメンタル(5)や疾走海賊チューン(7)と、彼等の真骨頂とも言うべき、“闘う男”のパワー・メタルが味わえる。ただし、ミドル・テンポの曲に至ってはガツンと来る(1)(9)は良いが、後は似たような雰囲気で、悪くは無いが決め手に欠けるため、
アルバム全体のインパクトは弱い。ファスト・チューンをもう一曲位入れればアルバム全体の印象もだいぶ変わっただろう。この際、徹底的にドラマティックにやって欲しかった。  
 (レヴュー作成:2002年6月

     
企画盤 <The First Years Of Piracy>
1)Under Jolly Roger
(2)Branded And Exiled
(3)Soldiers Of Hell
(4)Raise Your Fist
(5)Walpurgis Night
(6)Fight The Oppression
(7)Marching To Die
(8)Raw Ride
(9)Diamonds Of The Black Chest
(10)Prisoner Of Our Time

Produced by Rock’n Rolf
1992年作品 
 初期(1st〜3rd))の代表曲を1992年当時の編成で新録音した企画盤。ロックン・ロルフ(vo/g)以下のラインナップはアクセル・モーガン(g)、ヤンス・ベッカー(b)、A.C.(ds)という顔ぶれ。

 初期のアルバムは曲は良くてもサウンド・プロダクションがよろしくなかったが、それが良い音とタイトな演奏で甦っている。こうして改めて聴いてみると
、彼らが最初から魅力的なへヴィ・メタルを創造していたことが良く分かる。  (レヴュー作成:2002年7月

  
LIVE ALBUM <Ready For Bording>



 
 
 
 
   
SINGLE <Lead Or Gold>


1)Lead Or Gold
(2)Hunged,Drawn And Quartered
(3)Win Or Be Drowned

Produced by Rock’n Rolf
1992年作品 
 アルバム『Pile Of  Skull』からのシングル・カット。タイトル・トラックは、荒れ狂う海を突き進む海賊をテーマにした、パワー・チューンでアイリッシュ・フレーズの導入も見事に決まっている。(2)(3)はアルバム未収録曲で、前者はアクセル・モーガン作のHMチューン。悪くは無いが、歌メロがイマイチで楽曲自体もインパクトに欠ける。 
 (レヴュー作成:2003年3月

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